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今年2018年も残り10日となりましたね。
大阪は天災に多く見舞われた稀有の年だったのではないでしょうか？
今回は借地物件のお話です。
借地の物件を取り扱う不動産会社は
そんなに多くないと思いますが
特に狭小地の長屋物件はとくにそう思いますね。
弊社にも数多くの借地物件の売却相談がよせられます。
その方は東京在中の方でした。
大阪市内に借地物件を保有されていて(相続をして管理中)
お子さんの代まで保有するのは申し訳ないとの事で
売却を弊社に相談されました。
その建物の地主さんは法人の不動産会社であり
売却する際にはこの不動産会社の許可が必要でした。
その依頼者とはメールでのやりとりで進めており
次回に来阪される際の1回で売却すべてを完了させたいというのが
ご希望でした。
物件のカギは事前に郵送いただき、査定金額もメールで了承を得て
売却活動をし、地主の不動産会社さんとも全ての事前やり取りを行いました。
地主さんとのやり取りでは
次期買主との土地賃貸契約書の約款内容のすり合わせ
名義変更料・新地代の確認など全てを行いました。
買主を確定させたうえで東京からお越し頂き、
ご要望通り、1回の来阪で全てを完了しました。
売却金額は損が出なければ問題ないとの事でしたが
手取りも思った以上の金額が残り満足されたと感じています。
しかし、このようにスムーズにいくこともあれば
今までもご紹介してきましたが
泣く泣く売却を断念される方もこの借地物件の場合はいらっしゃるのです。
自分の所有している建物なのに
土地が第三者から借りている為に売却に制限を受ける。
しかし地主さんも先祖代々受け継いできた方がほとんどです。
地主さん側も事情があります。
難しいところです・・・。
地主さんは大きく分けて
①名義変更料・新地代を割高に上げ、いろんな制限をつける方
②建物の売却に協力的な方
③売却は許可せず、買い戻す方
④更地にして返してほしいの一点張りの方
こんな感じに分かれると思います。
今年の借地物件の売却相談では
全てのタイプの地主さんに遭遇したように思います。
やはり建物の売却を望まれる方は
上記①・④の地主さんの場合は売却が成功しにくいパターンですね。
もちろん地主さんも色んなお考えがあるので
すべて否定する訳ではありませんが・・
これからも多くなるであろう借地物件の売却希望の方。
弊社は狭小地の借地物件の売却依頼がほとんどです。
これからも仲介手数料の大小を問わず
借地物件売却に尽力したいと考えております。
